コンサルタントとして起業するには?

仕事のプロセスが複雑化し、経済のグローバル化が進むにつれて優秀なコンサルタントの需要は一層高まっています。IBISWorld  はコンサルティング業界の収益は 2023 年までに 2,610 億ドルを超えると予測しています。あなたも得意分野をフル活用してニッチな市場でコンサルタントとして活躍してみませんか?コンサルタントとなるためのコツをいくつかご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

1. 自分自身の長所とスキルについて考える

企業は自分たちでは解決できない問題を乗り越えるためにコンサルタントを雇っています。その業界の経験を全く持たない人にお金を払ってアドバイスを求めるなどということは一切ありません。コンサルタント会社を立ち上げる際は、クライエントに価値を提供できるよう、ある特定の分野に関する深い専門知識が必要となるのは明らかです。

一言でコンサルタントと言っても、さまざまな分野が存在します。もしあなたがコンピューターに詳しい場合は、コンピューターや IT 関係のコンサルタントとして起業するのもおすすめです。

その他にも PR や会計学、オンラインマーケティング、ビジネス戦略などの専門家の需要も高くなっています。

2. 市場のニーズを把握する

専門分野を決めた後、その分野のビジネスがどのような疑問や問題、課題を抱えているのか考えてみましょう。あなたがどんなに豊富な専門知識や素晴らしいスキルを持っていたとしても、その業界の企業が自身で解決できない大きな問題を抱えていない場合、コンサルタントのニーズはなく、キャリアの成功は臨めなくなってしまいます。

3.エレベーターピッチを練習する

どんなに素晴らしいスキルやマーケティング戦略、最新機器を持っていたとしても、自分自身をアピールして契約を取ることができなければ意味がありません。クライエントに自分自身を売り込むために、エレベーターピッチを練習しましょう。

エレベーターピッチではターゲットオーディエンスの抱える問題やそれに対する解決策、自身と他社のコンサルタントとの違いについて端的に説明するようにしましょう。あなたが提供するサービスや業界の抱える問題点にどんなに情熱を持っていたとしても、エレベーターピッチは 3 文程度にまとめることをおすすめします。

4. 提案書を作成する

クライエントのために提案書を作成するのは通常新規顧客を獲得するための最後のステップです。一般的に、提案書はクライエントが契約書にサインする直前に提示され、その後契約が成立となることがほとんどです。コンサルタント会社にとって提案書の作成は非常に重要なステップであると言えるでしょう。

提案書はクライエントにどのようなサービスを提供し、どのように問題を解決するのかを説明する絶好のチャンスです。プロジェクトの目的が何であるのか、なぜコンサルタントによるサービスが必要なのか、どのくらいの期間で目標を達成できるのかなどを明確にする必要があります。さらにデリバラブルや予算、成果指標と測定方法などについてもクライエントにはっきりと伝えるべきです。契約を勝ち取るためにはすべてを明確にすることと説得力を身につけることが重要なポイントとなります。

5. データや文書を整理し、成果を生み出す

コンサルティング会社が軌道に乗り始めたら、契約更新や新しい顧客の紹介などで確実にビジネスを拡大していくためにも、データや文書を整理し、成果を提示するようにしましょう。重要な書類の紛失や納期ミス、クライエントへの支払いのリマインダーに関するミスなどを防ぐために整理システムを構築することは不可欠です。もし自動化できるプロセスがあるのであれば、どんどん取り入れてみることをおすすめします。